リハビリテーション

免荷(めんか)とは|歩行練習の機器を選ぶ前に

投稿日2026年9月25日
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免荷(めんか)とは、体重の一部を支えて足にかかる負担を減らすこと。支え方の種類と、施設で機器を比べる前に確認したい設置・装着・動線の項目を整理します。

機器の資料を読んでいると「免荷」という言葉がよく出てきます。読み方は「めんか」です。体重の一部を支えて、足にかかる負担を減らすことを指します。

たとえば体重60kgの方の体重を2割支えると、足にかかるのは48kg分になります。支える割合を変えられる機器なら、同じ方でも、その日の状態に合わせて調整できます。

なぜ施設で話題になるのか

歩く練習をしたい利用者がいても、転倒への不安から十分な時間を確保しにくい場面があります。職員が体を支えながら歩く方法では、支える側の負担も大きくなります。

免荷の機器は、この「支える」部分を機器に任せるための道具です。機器そのものが機能を良くするわけではありません。練習の場面をつくるための設備だとお考えください。

支え方の種類

免荷の機器は、支え方によっていくつかに分かれます。

種類 仕組み 向いている場面
トレッドミル型 吊り下げた状態でベルトの上を歩く 一定の速度で歩数を確保したいとき
据え置き型・自立スタンド型 決まった場所で吊り下げて支える 天井に取り付けられない部屋
天井走行型 天井のレールに沿って移動できる 部屋の中を実際に移動して歩きたいとき
歩行器型 車輪付きのフレームで身体を支える 少人数で手軽に使いたいとき

同じ「免荷」でも、歩ける範囲が変わります。トレッドミル型はその場で、据え置き型は決まった位置で、天井走行型はレールの長さの分だけ移動できます。

施設で確認しておきたいこと

資料を見る前に、次の点を整理しておくと比較しやすくなります。

  • 置く場所:必要な広さと、周りの余裕
  • 天井:取り付ける場合は、下地の強さと、スプリンクラー・照明・空調との位置関係
  • 電源:家庭用コンセントで足りるか、工事が要るか
  • 装着:身につけるものがあるか。ある場合、誰が、何分かけて装着するか
  • 職員の動線:装着から片付けまでの一連の流れで、何名が必要か
  • 保管と清掃:使わない時間の置き場所、洗い替えの有無

とくに装着にかかる時間は、資料に書かれていないことが多い項目です。実機を見るときに、装着から脱着まで通して確認してください。

言葉の対応表

資料に出てくる言葉 意味
免荷/部分免荷 体重の一部を支えること
BWS(Body Weight Support) 免荷の英語表記
免荷式歩行器 免荷の仕組みを備えた歩行器
免荷装置 支える仕組みそのもの

夢歩は、このうち天井走行型です。天井のレールが歩行に追従し、身体を保持します。両手が空くため、ボールを使った運動なども組み合わせられます。天井に取り付けられない施設向けに、自立スタンド型もあります。

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