経営・運営

レッドコード・平行棒との併用|リハビリ器具の増やし方

投稿日2026年8月8日
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すでにレッドコードや平行棒がある施設から、入れ替えが必要かというご質問をいただきます。夢歩は併用を前提に設計しています。それぞれが担う役割の違いを整理します。

「今あるものを捨てないといけませんか」というご質問を、よくいただきます。答えは「いいえ」です。

実際、当社の広告に反応してくださる方の検索語を見ると、「レッドコード」で調べている方が最も多くなっています。すでに導入されている施設が、次に何を足すかを考えているということだと受け止めています。

夢歩は、既存の機器との併用を前提に設計しています。この記事では、なぜ入れ替えの話にならないのかを、それぞれが担っている役割から整理します。

設備は「支える場所」で分かれます

歩行や立位の訓練に使う設備は、身体のどこを、どのように支えるかで性格が分かれます。

支え方 代表的な設備 訓練の性格
手でつかむ 平行棒、手すり 自分の腕で支持を作る
身体を吊る(定点) 吊り下げ式の設備 その場での立位・荷重
身体を吊る(移動) 天井走行式 動線に沿って移動する
負荷をかける トレーニング機器 筋力・持久力の要素

同じ「歩行訓練」という言葉でも、中身が違います。

平行棒は腕で支持を作りながら足を出す練習です。両手が塞がる代わりに、自分で支える感覚が育ちます。定点で吊る設備は、その場での立位保持や荷重の練習に向きます。天井走行式は、動線に沿って移動しながらという点が他と異なります。

どれが優れているという話ではありません。利用者の状態と、その日に何をしたいかで使い分けるものです。

夢歩が担っているのは「移動を伴う場面」

夢歩は天井のレールに沿って移動する構造です。手すりをつかむ必要がないため、両手が自由な状態のまま動線を移動できます。

これは平行棒や定点式の設備では作れない場面です。逆に言えば、平行棒でできることを夢歩で置き換える必要もありません。

すでに設備がある施設では、次のような整理になります。

  • 支持を自分で作る練習 → 既存の平行棒
  • その場での立位・荷重 → 既存の吊り下げ式設備
  • 動線に沿った移動 → 夢歩
  • 筋力・持久力の要素 → 既存のトレーニング機器

足りない場面がどこかを先に決めてから、設備を検討する順序をお勧めしています。

「入れ替え」が話題になる本当の理由

それでも入れ替えの話が出るのは、多くの場合設置スペースの問題です。

新しい設備を置く場所が無い。だから何かを撤去しなければならない。この順序で検討が進むと、入れ替えの議論になります。

夢歩は天井側に設置するため、床面を占有しません。既存の設備を置いたまま、その上の空間を使う形になります。ただし天井の条件(下地、天井高、配管との干渉)があるため、どの施設でも成立するわけではありません。ここは現地を見なければ判断できません。

検討の順序をご提案します

  1. 今ある設備が、どの場面を担っているかを書き出す
  2. 担えていない場面があるかを確認する
  3. その場面を埋める必要があるかを判断する
  4. 埋めるとしたら、床と天井のどちらに余地があるかを見る

この順序で見ると、入れ替えではなく「足りない部分を足す」という判断になることが多くなります。

逆に、既存設備で場面が埋まっているなら、新しい設備は要りません。そうお伝えすることもあります。